アラフィフが大型リターンライダーになる話教習所編②

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アラフィフが大型リターンライダーになる話教習所編②

今回は教習所通いから卒業までの話です。
大型二輪免許は1段階と2段階に分かれています。
段階ごとに最後の教習で「みきわめ」という試験があり、2段階のみきわめ合格後に卒業検定を受けられるようになり、卒業検定に合格すれば卒業。
卒業後に免許センターで手続きして、晴れて免許取得です。
前回の話はこちらをご覧ください。

アラフィフが大型リターンライダーになる話。教習所編①

  • 教習2時限目から1段階終了まで
  • 2段階終了まで
  • 卒業検定
  • まとめ

教習2時限目から1段階終了まで

始めての教習を終え2時限目はなんとAT教習。
せっかくクラッチ感覚など掴めかけたのに古いスカイウェーブ650(スクーター)での教習。
最初は外周を回ってその後交差点通行などをした。
終わりの方では一本橋とスラロームを何本かやった。
一本橋は始めてビックスクーターでやったが車体が重くバランスが取りにくく、ゆっくり渡るのが難しかった。
スラロームも車体の重さと瞬間加速が弱く感じて時間をかけて走った。
最初はAT車教習を残念に思ったが、コース走行や二輪車に慣れるいう面でとても良い時間だった。

1段階は5時間しかない。
初教習、AT教習と2時間が終わった。
最後の1時間は1段階の「みきわめ」なので練習はあと2時間。
2時間のうちにやることは
坂道発進、スラローム、一本橋、クランク、S字、みきわめのコース走行と盛りだくさん。
最初の1時間はスラロームと一本橋の繰り返し。たまにクランク、S字を通るという感じ。
スラロームはぎこちなくクリアしていたが
「バイクが行きたい方向に向いてからアクセルを開ける」のアドバイスが1番わかりやすかった。わかっても半クラッチ具合やタイミングが安定せず繰り返し練習。
一本橋は「一本橋にのるときが1番安定しないから、車体がのるまではスピード調整はあまりせずのる。あとは目線は遠く、ニーグリップ」
この2つともに時間制限があるが時間を気にすること無く練習した。
これが1番おすすめ。
とにかく焦らないが大事。
スラロームを練習してUターンして一本橋の練習と繰り返しているのでそこで半クラッチなど低速の練習をするのでS字、クランクは問題なく出来た。
最後にみきわめのコースを走った。坂道発進の練習をしてなかったのに坂道発進があって少し焦ったが問題なく出来た。
次回はみきわめコースを走るからおぼえるようにと言われ終了。

次の時間はそれぞれの課題が入ったみきわめのコースを走る。
前回1,2回しか走ってないので、電車の中や休憩中などにイメージトレーニングで繰り返し思い出しておぼえるようにした。
外周で時速30k出して、次は坂道発進。スラローム、一本橋、クランク、S字という流れ。
最初にみきわめコースを何周かしてコースが大丈夫そうだったので、スラローム、一本橋の練習を繰り返した。

いよいよ1段階のみきわめ。
教官が
「最初に先導してコースを1周します。終わったら先を走ってもらい後ろから見ます」
とのこと。
緊張していたが教官は試験をするという感じがせず、いつもどおりに出来た。
最後にスラローム、一本橋ともに少し時間を満たしていないとの指摘があったが無事に2段階に進めた。
1段階では円滑な運転をみていて、安全確認などは重視していないとのことだった。

2段階終了まで

2段階は合計7時間。

最初の2時間は安全確認の仕方、交差点曲がるときのコース取り、小回りと見通しの悪い交差点の通行などを1段階のときより細かく指導された。

3時間目は大型で始めての急制動。
時速40kを出してからのロックさせないようにフルブレーキ。
時速確認してブレーキが遅れめになったりクラッチを早めに切ってしまい停止線ギリギリになったりとタイミングを掴むのが大変だった。

4時間目は危険回避。
教官が旗を上げた方に回避して止まる。
これは難しかった。教官は「急な飛び出しとかを仮定した練習です。急な対応だと予想以上に時間がかかってしまうことを理解して安全運転に役に立ててください」と言われた。
とても勉強になった。
この時に感覚の違いを知るために中型の教習車(CB400SF)に乗る機会があった。
私が始めて買ったバイクでもある。
久しぶりに乗った中型はとにかく軽いと感じた。
車体、エンジン音、加速感などこんなに違うのかと驚いた。
大型に乗る決心してよかったと思った。

5時間目はシュミレーターに乗車して危険予測。
これはほぼゲーム。シュミレーターに乗って、前の液晶画面の中の街を走行。
飛び出しなどの予測をして安全運転につなげる教習。

6時間目は次が2段階のみきわめなのでみきわめコース走行。
課題は8割くらいはクリア出来る。時間設定のあるスラロームと一本橋が不安という感じ。
あとはウインカーや車体を寄せるタイミングなどを確実にする。これは1段階から教官が前を走る時にウインカーを出す所、寄せる所と場所でおぼえるようにしていたので、消し忘れや抜けがなければ大丈夫そう。
最後に教官から「2段階のみきわめは安全確認と課題と全体的にみるので注意するように」「コースは覚えて来たほうが課題に集中できる」とアドバイスあり。

7時間2段階みきわめ。
1段階と同じように1回先導して2回目がみきわめ。
教官から特に減点ではないが
「安全確認と寄せるタイミングをもう少しハッキリした方が良い」
「急制動の時に軽くタイヤがロックしていた」
「スラロームと一本橋が両方時間ギリギリだった」
とアドバイスされ、残った時間をひたすら練習。

卒業検定

ようやく卒業検定当日。

卒検の待合教室は大型3人、中型1人の合計4人。
見た感じ私が一番年長者だった。

試験官が入ってきた。1度も教習では合ったことのない方だった。
まずは試験官から卒検の説明。
「試験は悪いところを減点法で採点70点が合格」
「1発で試験中止になる行為」など真面目な説明
その後に
「一本橋など時間制限のあるものは時間内ではなくても減点になるだけで落ちたら試験中止だからとにかく落ちるな」
「足が着いても、何か気になってもこちらが止めるまでは落ち着いて続けるように」
「コース間違えたら落ち着いて止まって指示を待て」
と合格して欲しいと感じるアドバイスを優しくしてくれた。

試験方法は卒検バイクに試験官が4輪教習車を運転して後を走り採点する。
採点中は次の卒検受験者は教習車の後ろに乗車して準備。
この後ろに乗車出来たのがコースの復習、他の方の卒検がみれて良かった。

私の順番が来た。
他の方の卒検をみていて、なぜか開き直りというか落ち着けた。
あっという間に終わった感じだった。
1番不安だったのは一本橋を後ろタイヤが降りる時に微妙に斜めに降りてしまったこと。
他は時間制限や安全確認などが不安だった。

合格発表まで1時間半は長かった。

再び受験者全員が集められて合格発表。
全員合格だった!
ひとりずつに総評がひとことあった。
一本橋の後ろタイヤがズレていて怪しかったと言われた。
オマケしていただいたかなと思った。
でも本当に良かった。
安心した。
ハーレーでも何ccでも乗れるのは凄いなと嬉しくなった。

まとめ

大型二輪免許教習を教習所卒業まででした。
とにかく補習なしで一発合格できて良かったです。
まだまだやれば出来ると自信になりました。
これから挑戦するかたの参考になることが書けていれば嬉しいです。

迷っていたら挑戦してみてください。
新しい世界が待っています。